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知っていると得をする?? 為替の歴史と『FX1』
■ 為替の語源
為替は、現金と手形を交替させることから、動詞「かわす」の連用形が名詞化されたそうです。16世紀、奈良・興福寺の僧によって書き綴られた「多聞院日記」には「金銀ノカワシ」の文字もみられ、江戸時代になって「かわせ(かはせ)」と言うようになったようです。漢字での「為替」は当て字で、「かえる(替える)」と「する(為る)」の「替えることを行う」のが語源と言われています。
為替業務としては、江戸時代の「両替商」を経て、明治維新後には商業振興を目的とした「為替会社」が設立されました。「為替会社」という名称はまさに「バンク」の訳語として考案されたものであり、その業務も預金、貸出、為替、両替などの多岐にわたる金融業務を営んでいたため、わが国近代銀行の始まりとされています。
■ 為替の起源
「為替」は、中世の遠隔地決済手段であった「替米(かえまい)・替銭(かえぜに)」に起源を発すると考えられ、永承3年(1048)の東大寺文書にみられる「替米(かえまい)」が最も古い例とされています。
「替米・替銭」は、中世に預金、貸付および為替業務を営んでいた「土倉(どそう)」などを経て近世まで続きます。やがて、民間の問屋・商人層の金融業界への進出が顕著となった江戸時代には、「両替商」を信用制度の中核に据えた高度な金融システムが確立しました。そもそも「両替商」は、金銀銅(銭)三貨の交換が本業でしたが、その後、預金の受け入れ、手形の発行・決済、金銭の貸し付け、為替の取り組み・決済など各種の金融業務を広く営むようになったのです。まさに江戸時代の銀行といえます。
当時は、生産地への前貸付や購入者の後払いが習慣であったため、仲介者たる問屋には巨大な資金が必要となりました。また、物資の集積地であり金融の中心地である大坂と、大消費地である江戸との安全な資金決済手段も必要でした。「両替商」はその信用力を背景に為替手形を発行し、江戸・大坂を中心とした全国的な流通経済の発展に貢献したのです。
■ 為替の意味
語源や起源を知ると、”為替”が必ずしも外国の通貨をやり取りするだけではないことがわかります。そもそも為替とは、遠隔地間の債権・債務を、現金の輸送によらずに、手形・小切手・証書によって決済する方法です。現在わが国の為替には「国内為替」と「外国為替」があります。「国内為替」には、国内のある銀行から国内の他の銀行へお金を振込む行為があたります。現在は、日本銀行と民間銀行の合意の下、「全銀システム」として機械化され、日々膨大な量にのぼる「国内為替」が処理されています。一方「外国為替」とは、国際間の貸借関係を、現金の送金を行うことなく信用手段により決済するもので、海外のネットショップなどからクレジットカードを使って買い物をするような行為があたります。確かに現在では「外国為替」といえば、投資として異なる通貨同士を交換するという意味の方が強くなっているかもしれません。しかし、やはり実際の外国為替業務では、たとえ日本の銀行であっても米ドルの決済は米国内口座で行う「為替」が行われているのです。
■ 通貨にまつわる話
<戦前の円相場>
円という通貨が、日本の通貨呼称となったのは1871年(明治4年)。早稲田大学初代総長の大隈重信が決めたそうです。当時のレートはなんと1ドル1円。その1ドルが2円になり、戦後には、1ドル360円にまで円安になりました。この1ドル360円という円安が輸出に大変有利で、日本の高度経済成長を支えたと言われています。
<ドルの記号が「$」である理由>
Sはアメリカを発見したスペインのSで、昔アメリカがスペインのターレン通貨を使用していたことを意味している説がとても有力です。また、2本棒は、ジブラルタル海峡の東の入り口にある2つの岬を意味していると言われています。
<円の記号が「¥」である理由>
日本の通貨単位「¥」は「YEN」の頭文字で、「Y」と区別するために2本の横棒が引かれたそうです。日本(にほん→2本!)だから2本引かれたとの説もなかなか有力です(笑)
■ 市場取引の“鍵”
有名な孫子の言葉に「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
この言葉は、市場の心理を表現するのにふさわしい言葉だと言われています。「彼」とは価格の変動や他の市場参加者にあたり、己とは自分自身。自分の思考回路の癖等が含まれます。“彼と己”この両方を知ることが市場取引では実に有効なようです。
また、市場の心理は、経済とも非常に深い関係があると言われています。有名なイギリスの経済学者ケインズは、「他の市場参加者が『他の市場参加者はこう予測するだろう』と予測しているだろう」と考えることが大切だと言っており、相場の変動は心理で動くと指摘しています。
フランスの経済学者アフタリオンも、為替レートは皆が思っている方向に動くと考え、為替心理説(※右参照)を唱えています。為替心理説では、為替相場は人の思考が動かし、相場予測には集団心理や思考を読むことが大切であると唱えられています。
為替相場は特に購買力平価説や国際収支の動向といった理論的には理解出来ない部分が多く、政治情勢や軍事情勢等のニュースに大きく変動することが多分にあります。現在のような情報過多の時代に、一説だけで相場を説明することは難しいようです。
ただ、人の心理が大きな変動要因になっており、個々の説を理論として特徴をおさえておくことは重要だと思われます。為替に限らず、市場での取引をする際は、自分の思考回路の癖を知るとともに、自分の行動規範、ルール等を設定することが取引をする上での“鍵”となるようです。
■ 「FX1」は何を取引するの?
<為替取引と株式の違い>
株式の「信用取引」をご存知でしょうか。株取引において、ある一定の担保を差し入れることにより、証券会社から資金や株券を借り、売りも買いも行える取引のことです。担保を差し入れる事により、購入代金や株式が手元に無くても株取引を行う事ができます。
外国為替取引も同じような性質を持っていますが、株式は“通貨”と“株券”の交換を行う行為に対し、外国為替取引は先述した“為替”取引ですから、“通貨”と“通貨”の交換(両替)をするという点で異なります。また、1米ドル(USD/JPY)=120円の場合、1米ドルを購入する時の日本円の支払金額が120円であることを意味し、逆に120円を購入する時は1米ドルの支払金額が必要という事を意味しています。
<証拠金と代金の違い>
下記の表から分かるように、株式の「現物取引」と外国為替取引の「外貨預金」は、株もしくは外貨を購入することを前提としているので、丸代金が必要になります。この場合に支払う金額は証拠金(担保)ではなく、購入代金といわれています。
一方、株式の「信用取引」と外国為替取引の「証拠金取引」は、売買することを前提としているので、購入代金ではなく、“証拠金(担保)”と考えることが出来ます。つまり、元となる株や外貨が手元に無くても、“あるもの”として取引を行うことが出来ます。株式の信用取引における「カラ売り」はこれに該当します。
| 取引主体 | 取引形態 | 単価 | 取引単位 | 必要な担保もしくは丸代金 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式 | 現物取引 | 1株=120円の場合 | 10000株 | 1,200,000円 | 丸代金 |
| 信用取引 | 10000株 | 480,000円 | 担保40% | ||
| 外国為替取引 | 外貨預金 | 1米ドル=120円の場合 | 10000ドル | 1,200,000円 | 丸代金 |
| 証拠金取引 | 10000ドル | 39,600円 | 担保3.3% | ||
<FX1とは?>
為替ゲーム「FX1」は、セントラル短資オンライントレード社が提供している「FXダイレクト」と同等の取引システムで、“FX”と呼ばれる外国為替証拠金取引を行うゲームです。500万円という仮想の証拠金を用いて、10カ国・18通貨ペアの取引を行い、最終的に「取引期間内にどれだけ仮想マネーを増やせるか」を競います。
リアルなプライスを見て、世界情勢や様々なマーケットを研究し、誰よりも仮想マネーを増やすことに成功した時、豪華賞品を受け取る事が出来ます。
実は、私たちの生活に密着している“為替の世界”。この巨大なマーケット感覚を、1人でも多くの方に慣れ親しんで頂き、為替ゲーム「FX1」を通じて伝える事が出来れば幸いです。
