為替ゲーム FX1 HOME > 楽しむ・学ぶ > コラム > シンガポール

楽しむ・学ぶ

通貨情報

アジアの金融センター、シンガポール

■ アジア諸国の代表

アジアの成長拡大に世界の眼差しが集まっている。アジア各国のその成長ぶりは著しく、特に中国をはじめ東アジア諸国・地域の成長発展に弾みがついている。今回は成長するアジア諸国の代表として、シンガポールを取り上げてみました。

名目GDP総額(現地通貨)

シンガポールと言えばかつてはアジアの貿易立国を代表する国の1つであり、日本人にとって観光やショッピングでは香港と並ぶアジアの旅行先でした。そのシンガポールはもはや貿易や観光というより、アジアの新しい顔に生まれつつあります。

■ シンガポールってどんな国?

シンガポールと言う名称はサンスクリット語でシンガプラ「ライオンの町」を意味しており、別名ライオン・シティとも呼ばれています。その象徴的なモニュメントがシンガポール川河口にあるマーライオンで、シンガポールの観光の目玉となっており、昼夜関係なくいつも多くの観光客でにぎわっています。

シンガポールはマレー半島の先にある島で、シンガポール島を中心に周辺の島々からできています。総面積は685平方kmと狭く、人口にいたっては450万人に満たないほどですが、このわずかな国土と人口で1つの国家、シンガポール共和国が成り立っています。

ほぼ赤道直下にあるシンガポールは地理的に、また歴史的にもとても重要な役割を果たしており東洋と西洋の交差点といちづけられます。またそうした背景によりシンガポールは多民族国家で、人口の過半数を中国系が占めていますが、他にはマレー系、インド系などで構成されています。現代の「都市国家」と言われています。

正式名称 シンガポール共和国 シンガポール共和国の国旗

シンガポール共和国の地図
面積 685平方km
人口 4,353,893人
首都 シンガポール
主な言語 マレー語、英語、中国語、タミール語
主な宗教 仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教
通貨 シンガポールドル

シンガポールはかつてのイギリス領の海峡植民地として港湾都市として開発され栄えましたが、第二次大戦後は分離・独立しました。国をあげての工業化政策に、金融・貿易(海運)と産業に、経済にと小国とは言い難い強固な基盤を気付きつつ、今やアジアの代表的な経済発展をとげている国の代表格となっています。

シンガポールは赤道線に近いこともあり一年中温暖な気候なので花が咲みだれており、別名ガーデンシティとも呼ばれています。またそうした美しさだけでなく清潔さでも有名で、その理由の1つは街全体を清潔に保つため厳しい法律が定められており、野外で喫煙していたり、ガムを食べていたりすると違反したとして厳しい罰金が科されたりするほどです。

■ アジアの観光リゾートとして

産業・経済が発展、成長すればするほど世界中から多くのビジネスマン、観光客も集まってくるのは自然な流れで、そういう意味ではシンガポールはアジアの観光リゾートの代表的な国の1つでもあります。

食べる! アジアの食が集まる

シンガポールでは海に囲まれているせいもありエビ蟹の魚介類から、隣のマレーシアからは豊富な野菜や果物、もしくは他の周辺諸国からは珍しい食材が毎日のように集まってきます。今や世界中から人が集まってくるので、シンガポールで食べられない料理はないほど。温かい料理から冷たいもの、甘いものから辛いものまでなんでも揃います。また西洋と和洋の集まるシンガポールでは、独自の食の文化も育まれており、グルメツアー目的の観光客も多数いるほどです。

遊ぶ! 街全体を体感して楽しむ

ここシンガポールとは言えば「マーライオン」ですが、マーライオンだけが観光名所ではありません。地理的には制約があるにも関わらず動物園やナイトサファリ、植物園、昆虫博物館などが充実しており、さらにはテーマパークやアトラクションなど大人でも十分に楽しめる所もたくさんあります。歴史博物館や礼拝堂・寺院など象徴的な建物や記念碑なども街に散在しており、歩き回るだけでシンガポールを満喫できます。

■ アジア成長のモデルはシンガポール?

かつてシンガポールはアジアを代表する貿易立国としてアジアの生産拠点として成長発展してきまし。背景には国を上げて、日本をはじめとする外国企業を誘致してきたことがあげられます。そうすることで急速な工業化を達成し、シンガポールは経済発展を成し遂げてきたのです。

周辺諸国がその人的資源の豊富さや技術革新により生産能力を伸ばしてくると、貿易立国としての優位性が低くなることから、シンガポールは従来の労働集約型工業から技術集約型工業へシフトします。一方で東南アジアの国際金融センターとしての地位確立も目指していきます。シンガポールは再び高い優位性を求め、あらたな成長戦略を推進しているのです。

これはシンガポール政府による知的集約型産業構造への転換です。その象徴的な例がシンガポールの国際競争力です。国際経営開発研究所(IMD)による「世界競争力報告2006」でシンガポールはアメリカ、香港に次ぐ堂々3位(2005年同)。欧米諸国を抑えての上位ランキングです。因みに私たち日本は17位(2005年21位)。

こうした競争力の強化と、諸外国との自由貿易協定の締結をはじめ、通信分野や国内インフラ整備など、国家あげてシンガポールはその優位性の向上にまい進してきました。今や急成長を遂げている中国をはじめ、資源大国の中東、ロシア、オーストラリア、カナダなど、振興・資源国間の貿易が世界経済の新たな成長の要となりつつあり、シンガポールはアジア地域における“経済センター”として地位を確立しつつあります。

■ シンガポールドル(SGD)について

経済ではASEANの先頭を走り、シンガポール港の貨幣取扱量は世界2位を誇ります。また、労働集約型産業の受け皿として、インドネシアやインドなどに大規模工業団地を建設し、第三国投資にも積極的です。

シンガポールの金融市場は、金融セクターの実質GDP構成比が、70年代の6%程度から最近の10%を上回る水準に高まるなど、順調な発展を遂げています。最近では、投資ファンドが年率20%超の高い成長を達成し、プライベートバンキングでは税制メリットなどから富裕層資金が流入するなど、国際金融センターとしての地位を確保しつつあります。こうした背景をもとに、シンガポールドルにも今後注目が集まるだろうと期待されています。

外貨準備高

▲このページのトップへ


ID / パスワードを忘れた方